日本人の中に根強く残る勝利至上主義、
強いチーム=良い指導をしていると考える人が多いと
思います。
小学生のころからポジションを固定し、早熟な選手、
身体能力の高い選手を起用し、そうでない選手を
ベンチにおいて勝つための方法を選手に強要
すればその年代、そのチームで結果を出すことは
できるでしょう。
何故八幡ファイターズはそれをやらないのか?
例えば小学6年生でポジションを固定し、早熟な選手、
身体能力の高い選手を起用して、大人が相手チームを
分析し、選手をその通りに動かして勝利しても
小学6年生で子供達のサッカーは完結でないのです。
次のステージに進んだときに、チームメイトは
その時のメンバーではありません。まして高校・大学
と進めば始めて顔を合わす選手のほうが多いでしょう。
小学生・中学生年代に指導者に言われた通りに動いて
いた選手は、創造性・自分で考える力が身に
ついていません。
また、早熟な選手、身体能力の高い選手も、周りの
選手が成長して追いついてきたときに、スピードや
フィジカルで打開できていたのがテクニックが
なければ1人もかわす事ができません。
市内・地区で小学生年代に注目を浴びた選手が
高校以降話題にもならない事が、多々あります。
八幡ファイターズの指導者は勝ちよりも、選手
ひとりひとりの技術アップに重点を置き、高校以降で
活躍する選手を育成しています。